今回、帰化申請のご依頼をいただいたのはカンボジア国籍の方でした。

上場企業で働いている方で、日本の滞在歴、年収は何も問題がありません。

しかしカンボジアの証明書に間違いがあり、法務局にていねいに事情を説明する必要がありました。

母国の証明書に間違いがあったときの対処法と、帰化許可を得るためのポイントを解説します。

カンボジアの歴史と提出する母国の証明書

帰化申請では申請人によって必要書類が変わりますが、次の母国の証明書が必要です。

  • 申請人と兄弟の出生証明書
  • 親族関係証明書
  • 国籍証明書
  • 父母の結婚証明書
  • 申請人が結婚をしていれば、申請人の結婚証明書
  • 申請人、または父母が離婚をしているときは離婚証明書
  • 死亡している親族がいるときは死亡証明書

カンボジアは1970年から1975年にかけてロン・ノル政権とクメール・ルージュの間で内戦が起こり、またその後の政権が不安定でした。このような混乱期には戸籍制度や書類の発行・管理体制が十分に機能していなかった可能性があります。

そのため申請人の父母は離婚をしていましたが離婚証明書がなく、兄弟の出生証明書も父母の名前、父の生年月日など間違いがたくさんありました。

さらに兄弟の死亡日も間違っていたため、一度提出をした親族の概要書や履歴書を訂正することになりました。

母国の証明書にミスがあっても帰化申請の許可が取れるの?
一度提出をした申請書を訂正しても帰化申請の許可が取れるの?

申請人は大変心配をしたと思いますが、許可を取るためのウソの申請をしたわけではないこと、カンボジアの歴史を説明することで無事に帰化の許可を取ることができました。

できれば最初から完璧な書類を用意できればいいのですが、それぞれの国の事情によって証明書が間違っているケースもあります。昔のことで両親に聞いてもよくわからないこともあります。

重要なのは、「なぜ間違いがあるのか」「正しい情報は何か」を正直に、ていねいに法務局へ説明することです。

許可を取るためにウソをつくのは絶対にダメですが、間違いはしっかりと説明をすることで帰化の許可は取れますのでご安心ください。

JOY行政書士事務所にできること

今回は母国の証明書に間違いがある帰化申請でした。

証明書に間違いがあっても、しっかりと・ていねいに説明することで帰化の許可は取れます。

ただご自分で訂正文を作成するのは何かとご不安かもしれません。

帰化申請の書類作成にお困りのとき、ご不安なときはJOY行政書士事務所までお問い合わせください。

JOY行政書士事務所が法務局と連絡を取り合い、書類を作成いたします。

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