配偶者ビザを行政書士に依頼をせず、自分(日本人の配偶者)で申請する方もいると思います。私の事務所でご依頼をいただきますと、在留資格認定証明書交付申請、在留資格変更許可申請で10万円かかります。

高い、と感じないサービスと結果を提供いたしますが、簡単に依頼できる金額でもありません。
悩んだ末に法務省のHPを見ると、配偶者ビザで揃える書類は少なく簡単に思われます。

自己紹介を兼ねて私の事例を見ながら、配偶者ビザの申請について見ていきます。

私が妻の配偶者ビザ申請をする前のプロフィール

ホーム画面のプロフィールやブログも書きましたが、妻の申請を出したとき私は無職でした。4年間勤めていた点字図書館を辞め行政書士事務所の開業準備期間(という名の無職)に申請をしました。

私は点字図書館を辞める前に公共図書館で働いていた経験もあります。
私の職歴は、フリーター→公共図書館の委託社員→点字図書館→無職→専門学校で外国人留学生の進路担当→行政書士 となります。氷河期世代の末端(しかも芸術大学卒)で就職にあぶれた最後の世代です。

フリーターをしているときに大学の夏期講習で司書の資格を取りました。一応芸大の文芸学科を卒業していますので読書が好きです。買う専門の小説好きですが、図書館なら小説好きの知識をいかせるのではないか、と司書の資格を取りました。

私が働いていた15年ほど前から図書館の業務は市役所から民間企業に委託され始めました。私が勤めていた会社はその走りで、図書館に他市の職員がよく視察に来ていました。今では蔦屋書店まで図書館運営に参加していてビックリしました。(賛否両論ありますが)

次に働いたのは点字図書館です。同じ図書館ですが、今度は目の見えない方、視覚障碍者の方たちに向けて本を貸し出します。

みなさんは目が見えない方たちがどうやって本を読むか知っていますか?
点字図書は有名です。6つの点でカナからアルファベット、数字まで表すことができます。しかし点字は漢字がないためすべてカナ、ひらがなで書かなければいけません。本を点字にすると何冊にも増えてしまいます。
点字が読めない人には、音で読む録音図書があります。録音図書の代表がDAISY図書です。DAISY図書は特殊なフォーマットで録音されるため、1枚のCDに通常なら60分しか録音できないところ、10時間近く録音することができます。またしおりを挟んだり、ページジャンプができたりと便利な機能があります。

私が妻の配偶者ビザ申請をした後のプロフィール

行政書士の勉強を始めたのは点字図書館で働き始めて2年目のときでした。男ひとり、ヒマだったからで、立派な理由はありません。しかし妻と知り合ってから行政書士として入管業務をやろうかな、と漠然とした目標ができたので勉強に力が入りました。

行政書士試験は無事に1発合格。結婚式と行政事務所開業の準備のため点字図書館を辞めました。

2017年10月、結婚式をするため1カ月タイのバンコクに滞在しました。タイ人は日本にノービザで入国した場合、14日しか滞在できません。 ビザというといまいち日本人はピンときませんが、日本人の場合はノービザで1カ月も滞在できる国が多いからでしょうか。

無事、タイで結婚式を終え必要書類を揃えて11月に帰国しました。このときの私は無職で全財産は300万円しかありません。300万円が高いか低いかわかりませんが、これも24歳から払っていた郵便局のかんぽ生命をふたつ解約して戻ってきたお金です。解約するべきか1週間悩みぬき、今なら損がないことを確認して解約したギリギリのお金です。

帰国後は妻の申請書をすぐに用意しました。日本の婚姻届は妻が前回来日したときに提出していたので問題ありません。タイの婚姻届も現地で10月に提出しました。

偽装結婚でないことは私たちが一番よくわかっています。ご自分で申請される方たちもそうです。
問題は出会い方、付き合った期間の短さ、経済的理由でしょう。

私たち夫婦はSNSで知り合いました。チャットアプリです。出会い系サイトではないこと、出会ってからほぼ毎日連絡を取り合っていることを説明しました。必要ならメールなどの履歴を提出しますが、私たちはデートの写真がたくさなりましたのでメールの履歴は提出しませんでした。

付き合った期間の短さは毎日連絡を取り合っていること、数回お互いの国に行ったことで説明しました。妻は私と知り合ってから2回日本に来ています。私も2回タイに行きました。またふたりの両親に会っていること、結婚式を挙げていることが証明になります。

ご夫婦によっては相手の国に行ったことがない、ご両親に会ったことがない、結婚式を挙げていない、と説明ができないことがあると思います。私が上記に書いたことだけが証明方法ではありません。おふたりの真摯な婚姻の意思を証明してください。

経済的理由ですが、私は300万円の貯金は年収であり行政書士として1年間仕事がなくても生活に問題がないと説明しました。それでも追加資料で事務所の事業計画書が求められたため、3年後に前職の年収に追いつき5年後に安定した生活になると事業計画書に書きました。
今住んでいるマンションが3Kの間取りだったのもよかったかもしれません。夫婦ふたりで住むには十分な広さがあり安定した生活が送れます。

JOY行政書士事務所にできること

ご自分で配偶者ビザを申請するには、ご自分のウィークポイントを見極めなければいけません。法務省のHPに書かれている書類だけでは追加資料が山のように求められます。
JOY行政書士事務所にご依頼いただければ、あなたのウィークポイントをしっかりと見極めた申請が行えます。
なかなか行政書士に依頼をするのはハードルが高いかもしれません。ご自分で申請をして、必ず不許可になるわけでもありません。
しかし万が一不許可になるケースもあります。JOY行政書士事務所は一度不許可になった申請も許可をもぎ取ったことがあります。

JOY行政書士事務所で働く行政書士はこのような行政書士です。いつでもかまいません。ご必要になったときにご相談・お問い合わせください。

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